Let Life be Beautiful

リケジョ管理職ワーママが忙しくても豊かな暮らしを実現するためにあれこれ工夫するブログ

【実体験】子供の顔に全治6か月の傷!危ない保育園には理由がある

f:id:hacchi2020:20200829211430j:plain

ふと過去のカレンダーを見たら、この時期、保育園入園に向けて色々と活動をしていた、保活真っ只中の時期だったことを思い出しました。

 

我が家は待機児童200人以上の激戦区で激戦の1歳児入園、という厳しい条件の中、なんとか第一希望の保育園に入園することができましたが、そこに至るまでの道のりや苦労の中から少しでも参考になるような情報をお伝えできればなと思っています。

 

今回は、一時的に預けた保育園で起きた事件と、危ない保育園の特徴について独自の視点で纏めましたので、お伝えいたします。

 

そもそも保活ってなに?

そもそも保活ってなに?についてですが、子どもを保育園に入れるために保護者が行う様々な活動のことを言います。

ここで大事なのが保育園には色々な種類があるということ。ほとんどの保護者は、国の定める厳しい基準をクリアした「認可保育園に入れること」を目指して活動を行います。

 

簡単に保育園の種類をご紹介します。 

|認可保育園とは

児童福祉法の規定に基づいて定められた基準(子供の人数に対する保育士の人数や設備など)を満たし、国の認可を受けた保育園のことです。

認可保育園には、家庭的保育事業、小規模保育事業、事業所内保育事業、居宅訪問型保育事業や幼保連携型認定こども園も含まれます。

 

|認可外・無認可保育園とは

認可を受けていない無認可保育園(認可外保育園)は、国の基準を満たしていない保育施設の総称です。

無認可保育園(認可外保育園)の施設の名称は、○○保育所、□□保育園、△△保育室、○○託児所、□□ベビールームなどさまざまで、施設によって保育内容にかなり違いがあります。

(出展:mamari  https://mamari.jp/1783)

  

国の認定を受けているから認可保育園は良くて、無認可保育園はダメだ!と断言はできませんが、やはり厳しい基準をクリアしている、と聞くと認可保育園の方が安心できそう、という印象は受けますよね。

 

この認可保育園に入れるのが本っ当に大変・・。

 

認可保育園に入るための選考は、家庭状況をポイント化した「点数」と、同じ点数だった時に優先される「優先順位」によって行われます。なお、点数や優先順位は自治体によって異なります。

 

点数で加点を得られたり、優先される例としては

  • 両親がフルタイム勤務
  • 兄弟が既に希望の園に入園している
  • ひとり親世帯である
  • 低所得世帯を優先
  • 介護が必要な家族がいる
  • ・・

 

など様々なものがあります。

なお、競争が激しい地域では、両親がフルタイム勤務というのは当たり前なので、そこで点数が横並びになるケースが一般的です。いかにその中で加点を得られるか、優先順位を上げてもらうか、が肝になります。

 

ひとり親世帯の加点を受けるために、選考の時期だけ一時的に離婚届を出して、入園が決まったら元に戻る、という手段を取るケースもあるようです。

 

希望の認可保育園に入れるには、自分の自治体がどういうケースで加点するか、優先順位をどうつけるか、といった情報収集がとても大事になります。

 

0歳7か月の息子を認可外保育園へ

我が家は子供が0歳7ヶ月のときに一時的に「認可外保育園」に預けています。

 

理由は、第一希望の認可保育園に入れるため

 

ご説明したとおり、希望の認可保育園に入るには加点を得る必要があります。(加点方法は自治体によって違うのでご注意下さい)

 我が家の状況としては、都内激戦区のなか加点要素が無いどころか不利な要素ばかり。

 このままだと絶望的だったので、何とかしないとと役所に足繁く通い情報収集。そこで得られたのは

 

認可保育園の入園申請時(12月頃)までに、一定期間認可外保育園に預けた実績を作る

 

ことが我が家が加点を得られそうな唯一の方法だとわかりました。

 

1歳から小学校入学まで、という大事な時期を安心して過ごせる認可保育園に預けたくて、数か月ほどの短期間なら認可外保育園でも、という判断でした。

 

これが地獄のはじまりに……

 

預けていた保育園で事件発生

認可外保育園に預け始めて3週間くらいたった日に事件が起こりました。

1日短時間しか預けていなかったし、自分だけの時間も持てていいなぁなんてのんきに思い始めたころ。。

いつもどおり園にお迎えにいって入口で待っていると、

 

保育士「ごめんなさいーー」

 

と息子を渡され、「ん、ごめんなさいって?」と思って顔を見ると・・・

 

 

右頬にかなり深い傷!!

(※傷が目立たなくなるまで6か月かかりました)

 

「・・・え、これどうしたんですか・・」

 

と私が聞くと、返ってきたのが

 

保育士「すみません、誰も気づかなかったのでよくわかりません。

普通にお昼寝してたんですが、起きたら突然この傷がありました。

自分の爪でひっかいたのかもしれませんね」

 

との回答。

 

0歳児が、痛い思いをこらえながら自分の頬を引っ掻いてこんなに深い傷を作るわけないよね・・と言いたい気持ちをこらえ。。

もはや言葉を失ってしまい、「はぁ・・」とだけ言ってその日は帰りました。

 

すぐに元保育士の友達にその話をすると

「気づかないってことは絶対ありえない。なぜなら

そんな深い傷だとできた時に子供が絶対泣くから。

と。

 

確かにそうだ!ちゃんと保育士が近くにいたら気づかないわけないわ!!と。。

 

実は気づいたのに、誰も見ていなかったと保育士同士で口裏を合わせていたかもしれません。

もしくは、本当に日中誰も子供の面倒なんて見てなくて、泣いてても放置されていたのかもしれません。

もしくはなにものかが虐待的なことをしたのか。

 

とにかく真実は分かりませんが、この保育園が危ないことが分かったので、すぐに退園の届けを出しました。

 

危ない保育園の特徴

実は預ける前にも預けている最中もこの保育園には気になることが沢山ありました。

ただ初めての保育園だったのでそんなもんかなぁと流していたのが本当に良くなかった。

これから保育園に預ける親御さんたちが後悔しないように、私が感じた違和感をお伝えしておきます。見学などの際に頭の片隅にでも置いて頂ければと。。

  

◆子供たちの鼻水が出っ放し

 

子供が保育されてる様子も見学したところ…テーブルに座ってる子がみんな鼻水垂れ流し。。小さい子は自分で拭けないので保育士さんが放置している状態で、保育が行き届いていない印象を受けました。

 

◆床がホコリだらけ

 

入園説明の際に保育室で待っていたのですが、床にたくさんホコリが舞い。。また1年くらいしか経っていないはずの建物なのに水回りのお手入れもあまりされておらず、衛生面でかなり不安を感じる状況でした。

 

◆机と椅子がボロボロ

 

なぜ?と思うくらいボロボロで、ガムテープで補強してなんとか使っている感じでした。経営が結構苦しいのかな、と想像させるものでした。

 

◆保育室に入れない

 

親は保育園の玄関で呼び鈴を押し、そこで待たされます。長い時は10分位待って、荷物と一緒に子供が帰ってくる感じ。保育室はもちろん保育園の中には入れません。

他の園に入って、これがいかにおかしいことか後で気づきましたが、親は一切子供の様子を見ることができないし、園内の状況も全く把握できません。

 

 ◆園長先生がいつも体調不良

 

とても若い園長先生だったのですが、いつも体調を崩してて声がガラガラだったり、顔色が悪かったり。明らかに人手不足による園長の過重労働な様子が見えました。

なお、顔に傷ができて退園の話をした際に園長先生がでてきましたが、体調不良で声がでなくなっていて、筆談で一生懸命謝罪をする始末・・。

 

何か起きるとみんなすぐ園長先生に確認

 

園長先生と話していると頻繁に保育士さんからこれどうすればいいですか?と質問がきていました。疲れた様子で全部指示を出していて、組織が自律的に動いていない様子。また、「〇〇さんのママが園長先生に連絡したはずと言っていますが」「あ、ごめん忘れてた」というやりとりもよく見かけました。

 

◆いつでも預けられる

親にとっては都合が良く、柔軟な対応に惹かれて入園する方もいるかもしれません。

ただこれだと、子供たちが規則正しい生活を送れません。また、色々な時間に保護者の送迎がくるので、そのたびに保育士さんが呼び出され負担も大きく、子供から目を離す時間も増えます。

 

◆異年齢が同じ部屋

かなり年齢の違う子供たちも同じ部屋でした。上のお兄ちゃんお姉ちゃんたちは大分活発になり、走り回ったりおもちゃを投げたりします。その横で新生児やハイハイの子がうろうろしてる、となるとぞっとしますね。

 

色々書きましたが、結局は

「人手不足」、「経営難」、「プロ意識のなさ」などが根底にあって様々な問題に結びついてると考えられます。

 

ほんの一例ではありますが、保護者がきちんと見学をして、大事な時期に安心して預けられる保育園を探すことをオススメします。

 

また、入園してしまった後に不安を感じたら、園を変える「転園」も検討した方が良いかと思います。

実際私の周りでも転園している例は珍しくありません。(中々大変ではありますが…)

ちょっとでもオカシイな、と思ったら迷わず行動に出しましょう。

 

その後

 

結果的には、無事加点を得られて第一希望の認可保育園に入ることができました。

たまにはえー?と思うこともありますが、今の保育園は雰囲気も良いですし、変な不安も少なく子供も楽しく通っていて本当に良かったなと思っています。

 

右頬の傷については、保育園になんらかの措置を要望することも視野に、病院で診断書はもらっていました。

ただ、先生からは「半年くらいで目立たなくなる」と言われていたので、それでも消えなければと様子を見ることに。

そして先生の言う通り半年ほどで傷は目立たなくなりました。

 

傷も治り、保育園も希望の所に通い、いまでは平和な日々を送っています。

 

まとめ 

いかがでしたでしょうか?

なぜ一時的とはいえこんな怪しい認可外保育園に預けたの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけ保活って大変だということなのです・・。

 (なお、すべての認可外保育園が危険な訳ではないので、コメントしておきます(^^;))

 

本当に、現在保活をされている保護者の皆様は大変な状況かとお察しいたします。

 

今回ご紹介したのは一部で、希望の認可保育園に入れるのは他にもたくさんの活動を行ったり、本当に大変な思いをしたので、別の記事でまたご紹介したいなと思っております。

 

みなさまが希望の保育園に入園できることを心から願っております😊